保有しているトラックを将来高値で売却したいと考えているなら、なるべく丁寧に乗るようにしたいものです。とはいっても、思わぬ事故などに巻き込まれてしまう可能性がゼロとはいえません。不運にも交通事故に巻き込まれてしまったトラックは、高値で買取してもらえないという噂はよく聞きますが、本当なのでしょうか。実はトラック買取において、事故にあったかどうかというのはそんなに査定額に影響しません。

交通事故もピンからキリまであり、ちょっとした接触事故程度のものなら、それほど減額されることはないでしょう。ただ、大きな事故に巻き込まれ、車両の骨格部分が破損してしまい、それを修理したとなると修復歴車ということになり、これはかなり大きな減額要因になるとされています。修復歴のある車両は、通常よりも2～3割程度は買取査定額が減額されるのが当たり前ですし、買取を拒否されてしまうこともありえます。ただ、すべての会社がそうというわけではなく、中にはそのような車両を積極的に引き受けているような会社もあります。

日本ブランドのトラックは今でも海外では人気が高く、多少状態の悪い車両でも需要がありますから、海外に流通ルートのある会社などだと、高値査定も不可能ではありません。トラック買取会社と一口にいっても、それぞれ運営方針が違っており、査定額にも大きな差がでます。車両の状態が悪くても、たくさんの会社で査定見積りを出してもらえば、意外な高値で買ってくれる会社が見つかることもありえます。